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えにぐまさん(@enigma63)が気ままに語るよ

セキュリティ・キャンプ協議会の個人会員になってみた

今年度のセキュリティ・キャンプ協議会の個人会員募集が開始されました。
昨年、個人会員だったので、概要や感想などを書きたいと思います。 www.security-camp.or.jp

個人会員概要

  • 10万円でセキュリティ・キャンプ協議会の個人スポンサーになれる。
  • セキュリティ・キャンプ全国大会や地方大会の見学(聴講)ができる。
  • 詳しくは以下会員プログラムの「個人メンバー」欄を参考  https://www.security-camp.or.jp/member/data/member_program.pdf

メリット

  • 23歳以上でも社会人でもセキュリティ・キャンプの講義が聞ける。
    • 最先端の技術や研究、現場で活躍するトップクラスのエンジニアの話が聞ける。
    • 去年は仮想通貨やIoT分野など、最新分野の講義がある。
    • 学生向けのため、内容が分かりやすい。
  • 魅力的かつ多種多様な分野の講義がある
    全国大会:
    https://www.ipa.go.jp/jinzai/camp/2019/zenkoku2019_program_list.html
    地方大会:
    https://www.security-camp.or.jp/minicamp/index.html
    ※過去の概要やレポートを参照
  • 全国大会の講義テキストを閲覧することができた。
    • 閲覧コーナーがあり、全ての講義のテキストを見ることができた。 (集中開発コース含む)
      ※学生向けコーナーでもあるので学生の邪魔にならない時間に閲覧
      ※地方大会でも全国大会で使用されたテキストの閲覧コーナー有
      ※地方大会は冊数が少ないので運営に許可を得た上で閲覧
    • 全国大会の場合は、同時に複数の講義が行われるため、見逃した講義のテキストも見ることができた。
    • 配布資料もごく一部ダウンロード形式で配布されてる場合、見ることができる時もある。

個人会員の注意

  • 学生が主役なので講義への参加はできない(課題を解くなど)
  • 基本的にテキストや配布資料は貰えない
  • 講義風景・講義内容・テキストは撮影録画禁止
  • 講義中、講師への質問もできない
  • 宿泊費・交通費・食費は全て自費

個人会員に向いてる人

  • 学生を支援したい人
  • 私もセキュリティ・キャンプに行きたかった人
  • 様々なIT分野の知識・興味の幅を広げたい人
  • 旅行が好きな人(地方大会に行く場合など)

個人的ないきさつ

なんで申し込んだの?

  • 未来を担う若者を支援したい
    しがないエンジニアだけど、何となく社会に貢献したかった。
    業界で活躍してる方々のように凄い記事を書いたり、発表とか無理!なので、お金だけでも役立てればよいかなと。
  • 会社とは関係なくイベントに参加したい
    研修費使うとレポートの提出とか求められそうで
  • 知識欲を満たしたい

個人会員の申し込み方法

https://www.security-camp.or.jp/member/index.html

1.「 セキュリティ・キャンプ協議会事務局」の入会申込書をダウンロードして記入
2. 入会申込書を添付して、事務局へ個人会員での入会希望メールを出す
3. 受領後、請求書が届くので、入金する。
4. 会員証が送られてくる

全国大会の見学の申し込み方法

  1. 事務局から案内メールがあるので返信する形で申し込む
  2. 当日会場の受付へ行き、好きな講義を好きに見学する

地方大会の見学申し込み方法

1.地方大会の開催スケジュールを確認する
https://www.security-camp.or.jp/minicamp/index.html
2. ステータスが「募集中」の地方大会について、事務局宛に件名「【見学希望:個人】イベント名」で見学希望の旨のメールをする
3. 当日会場へ行く

個人的な勧め

参加するなら企業スポンサー(ゴールド)になるのが一番。
講義への参加と学生へ会社をアピールする機会がある

感想

分野外の情報や、大学の先生による研究情報を聞けて新鮮でした。
社会人向けに有料の講義や勉強会を依頼したらXX万しそうな講師陣達によるお話を聞けて、若い時にキャンプへ行きたかった気持ちがより強まりました。
あと、全国大会を見学する場合は、3日間全部行かなきゃ損。
個人的には、内容的に全国+地方の講義合わせて10万以上の価値があるのでは?と思ってます。
(※昨年は仕事が忙しくて日程が合わず、行けない講義も多かったのが残念;)

講義は全体的に聞いているだけでも勉強になる内容でした。
一部講義では、演習教材の機材を間近で見たりすることもできました。
ただ、学生が課題に取り組む時間はちょっと暇になるので、自分の場合は聴講内容をまとめたりしてました。
会場はwi-fiがないので、必要な場合は自分で用意する必要があります。

また、講師だけでなく運営しているキャンプ関係者もバリバリのエンジニアなので、キャンプ後に会話したり、挨拶したりで、ちょっとした交流を持つことができました。
(※学生第一なので、邪魔にならないように空気を伺って話しかけてます)

講義を見学したからといって、必ずしも業務に役立つわけではありません。
しかし、全国大会+地方大会で実施される講義の数を考えれば、知識の幅は確実に広がります。
お金に余裕があり、学生を支援したい・知識を増やしたいと思ってる方は、個人会員いかがでしょうか。