セキュリティ・キャンプ全国大会2019に行ってみた
今年も個人会員としてセキュリティ・キャンプ全国大会に行ってきました。
講義の具体的な内容は無いのでご了承ください。
今後、個人会員を考えている方の参考になれば幸いです。
当日の動き
受付で「個人会員」であることを伝えて、名前や会員証を提示。
名札ストラップとパンフレットと見学者用見学可否一覧をもらいます。
「見学者用見学可否一覧」には全講義の見学の可否や、
途中入室の可否、配布資料の有無が記載されています。
講義の見学可否と聞くと不安かもしれませんが、
ほぼ全ての講義で見学は「可」となっています。
可否ステータスが不明な講義については、
受付で確認すると最新の情報が得られるかもしれません。
PDFなどの配布資料がある講義もありますが、
全体的の講義数からすると少ないです。
ただし、講師が別途twitterなどで公開してくれることもあります。
ちなみに全日参加ではなく、好きな日の講義を見るだけでもOKなので、
私は3日目と4日目の講義を見に行きました。
講義について
見学なので基本的に講義を聞くだけです。
しかし、参加者のように事前学習や課題がないので、
割と聞くだけで精一杯になります。
知らない単語はググりながら補完して
「あーそーいうことね。完全に理解した。」とポプ子のような顔をします。
※個人の理解度や講義のジャンルによります。
※学生向けなので、聞きやすい部分もあります。
講義は、座学&実習(ハンズオン)形式が多いです。
実習の時間は、学生が課題に取り組むのを見守るしかないので
手持ち無沙汰になります。
個人的には以下のように過ごしています。
・わからなかったことを調べる
・書いたことをまとめる
・参考資料を見る
・環境を自前で用意できるのなら課題に取り組んでみる
ええ〜本当に講義を聞くだけでござるか〜?
一部の講義では、講師の方のご厚意で見学者も手を動かすことが出来ました。
例)
・機器を間近で見せていただく(車とかIoT機器とか)
・教材の一部を見せていただく
・CTFの問題を解く
あえて午後は「体系的に学ぶモダンWebセキュリティ」がすごい人気だったけど、「CTF問題バリバリ作成」を見学してました。後半がすごくあっという間に時間過ぎていった。良い物を作るには時に理不尽さとも向き合わなければならないのですね。 #seccamp
— えにぐま (@enigma63) 2019年8月15日
若人の頭の柔らかさは見習いたいものですね。
今後は見学者も参加できる講義が増えるかもしれないそうです。
分身したい
タイムテーブルを見ての通り、魅力的な内容が多いため、
同じ時間帯に聞きたい講義が重なることがあります。
タイムテーブル: https://www.ipa.go.jp/jinzai/camp/2019/zenkoku2019_program_timetable.html
気になる講義が同時にあるから分裂したい。 #seccamp
— えにぐま (@enigma63) 2019年8月15日
聞きたい講義を見逃した場合:
- 地方大会で同じ内容の講義が実施されるので聞きに行く
(交通費・宿泊費自己負担)
- 例年同じ内容の講義もあるため、来年もセキュキャンに参加する
- 会場においてあるテキストに書いてないか確認する
- 配布資料が公開されることを祈る
会場の設備とか
会場に見学者用の机・椅子・電源あり。
今年は見学者用の机に閲覧用のテキストもありました。
ゲスト用wi-fi案内あり。
2Fエレベータホール近くや廊下、来場者休憩室などに案内のポスターがありました。ありがたい。
会場は長居していると寒い
寒がりな人は長袖を一枚持っていきましょう。
もし忘れてもセキュキャンパーカーやTシャツが受付で売っているので
記念にどうぞ。
来場者用休憩スペースあり
お昼
- 事前にコンビニで買っておく方が楽です。
- 飲食店は7分歩いた所にありますが、天気によっては暑くて大変かもしれません。
懇親会
今年の個人スポンサーは4日目の懇親会に参加できました!
夕食+立食で見学者同士の交流ができました!名刺はたっぷり持って行こうね!
そして、自分以外の個人スポンサーと初めて出会いました!びっくり!
お互いに「え?どうして個人スポンサーになったんですか?」と聞き合いましたw
会員企業のお仕事紹介
ちらっと見ました。就職活動の説明会か〜と思ったんですが違ってました!
学生に向けた将来に役立つような話や会社の取り組みに関する話で、
こちらも大変良い刺激になりました!
他業種の話って意外と聞く機会がないですよね。
セキュキャン全国大会の良いところ
- 4日間と限られた日数なので集中できる
- マルウェアとかIoTとか業務外の分野の話を聞くには良い機会
- 第一線で働くプロの話が聞けるので知っている分野でも、
最新情報や知らなかったことが得られることがある - 学生の向けなので説明が比較的やさしい
- 高度な教育プログラムのセキュリティ・ネクストキャンプの講義も聞ける
個人スポンサーっていいの?
個人的に一番のメリットは、所属組織を気にせず好きな講義を見学できる所です。
経費に関する書類を書いたり、
レポートを書くプレッシャーも無いので、 私服でヒャッハーしてます。
また、講義を聞くだけなので、気持ちが楽です。
個人的には、将来を担う若者に対する支援のついでと考えてるので良いですが、
自己研鑽のみの目的で行くと、時間の都合で聴講できない講義もあるので、
人によってはもしかしたら物足りないと感じるかもしれません。
技術を覚えに行くというより、各分野における最新のセキュリティ情報や
考え方を学びに行くスタンスの方がいいかもしれません。
もしも、個人会員に興味のある方は前回の記事もご参照ください。 enigma63.hatenablog.com
追伸
追伸の追伸
キャンプの後で帰省しようとした結果。
キャンプは朝早いので体力に気をつけましょう。始発の飛行機を予約していたのですが、布団の中で目覚めたら到着時刻でびっくりしたよね。
— えにぐま (@enigma63) August 17, 2019
※飛行機乗り遅れた
お金に余裕があれば、会場のホテルに泊まったほうがいいかもしれません。